プロップファームの一貫性ルールを解説(数学つき)
教育目的のみであり、投資助言ではありません。シミュレーションとバックテストはモデルであり、約束ではありません。すべてのルールはご自身のファームで確認してください。
一貫性ルールは、1日の幸運だけでチャレンジ全体を乗り切ることを防ぎます。単純に聞こえますが、1回の大勝ちで早々に目標に到達したトレーダーが引っかかることがあります。
このルールが測るもの
最も一般的な形式は、最良の1日を何かに対する割合で制限します。
- 総利益に対する割合:最良の1日 ÷ 総利益が、定められた割合以下でなければなりません。
- 利益目標に対する割合:どの1日も、目標の定められた割合を超えて稼いではいけません。
ファームによって、「総利益」に負けた日を含めるかどうか、ルールがチャレンジ中・資金提供段階・ペイアウト時のみのどれに適用されるか、違反した場合にどうなるかも異なります。単に条件を満たすまでトレードを続ければよいこともあれば、ペイアウトを失うこともあります。ポジションサイズの変動幅の制限など、他の種類の一貫性ルールもあります。ご自身のファームの正確な文言を読んでください。
あとどれだけ利益が必要か?
「総利益に対する割合」のルールなら、答えは割り算1回です。
必要な利益 = 最良の1日 ÷ 上限
最良の1日が$2,600で、上限が40%だとします。必要な総利益は少なくとも$2,600 ÷ 0.40 = $6,500です。現在$5,000なら、あと$1,500が必要で、それを$2,600を超えない日で稼がなければなりません。そうでなければ最良の1日が変わり、それに伴ってハードルも上がります。
負けた日があると難しくなります。損失が合計に含まれる場合、マイナスの日があるたびに総利益が減り、最良の1日の割合が上がります。
許容される最大の1日
新しい1日が問題になるのは、それが最良の1日になる場合だけです。その場合、d ≤ 上限 ×(合計 + d)を満たす必要があり、変形すると次のようになります。
許容される新しい1日の最大値 = 上限 × 合計 ÷(1 − 上限)
これまでの利益が$5,000で上限が40%なら、0.40 × 5,000 ÷ 0.60 ≈ $3,333です。チャレンジの序盤、合計が小さいときはこの数字も小さく、まさに1日の好成績がルールを破りやすい時期です。
「目標に対する割合」のルールなら、上限は固定です。目標$10,000で上限30%なら、どの1日も決して$3,000を超えて稼ぐことはできません。
初日からこのルールを前提に計画する
- 1トレードあたりのリスクを一定に保つ。大きな1日は通常、ポジションの取りすぎから生まれます。一定のサイズで取引すれば、安定した日が増えます。
- 日次の利益上限を検討する。許容される最大の1日に達したらその日はやめるトレーダーもいます。コストに注意してください。勝ちを抑えると平均的な1日の利益が下がり、チャレンジに時間がかかります。
- 1トレードで目標を急がない。1日か2日の大きな勝ちで目標に到達することこそ、このルールが捉えるように作られているものです。
- 最後ではなく、途中で追跡する。一貫性ルールチェッカーに日次の結果を入力すると、現在の割合、まだ必要な利益、次に許容される最大の1日がわかります。
チャレンジの他の要素との関係
一貫性ルールは、実質的に1日あたりの変動が小さいことを評価します。これは、安定したプラスのエッジを持ち、小さなトレードを多数行う戦略に合っています。逆に、マーチンゲールがプロップチャレンジで失敗する理由で取り上げた「ボールドプレイ」のサイジングを含め、少数の大きなトレードに頼る手法には不利に働きます。ファームに一貫性ルールがあるなら、どれだけ攻撃的なサイズにするかを決める前に確認してください。目標到達日数計算ツールで、より安定したペースだとどれくらいかかるかがわかります。